起立性調節障害(OD)の三男の夏休みの様子
こんにちは、うめこです。
夏休みが始まり、三男がわたしの実家に行っている間は高校生の息子たちと、
三男が帰宅してからは三男も一緒に、毎日バタバタ過ごしています。
そんな中で、わたしは三男の大量のトレーディングカードのフリマ出品作業もこなさねばならず、結構忙しいです。
気が付いたらあっという間に一日が終わってしまって息をつく暇もありません。
わたしの日課は息子たちに合わせて決定!
夏休み中、基本的に高3の長男は朝から夜まで塾へ、
高2の二男は部活と学校祭準備で学校へ行きます。
毎日決まっているならまだいいのですが、高校生の予定は日によって変わることも多く、わたしには細かく覚えておく自信が、あまりありません。
すぐ忘れちゃうんですぅ。(//∇//)
ですので、前日夜に息子たちの翌日の予定をそれぞれ確認をして、それに合わせて自分の行動予定を立てることにしています。
それが一番確実に業務遂行できるみたいです。
お弁当を用意したり、起床時間に声かけしたり、行く場所によっては送り迎えしたり、午後から出かける時は出かけるまでにお昼ご飯を食べさせたり。
前もって、翌日即対応するための下準備をする必要はありますが、そのあたりは長年のカンを頼りにしてなんとかやり過ごしている感じです。
大事な予定が思いっきりかぶったりして、頭の中が真っ白になってしまうこともよくあるので、わたしのカンはあてになるものではありませんが。
そして、それに加えて三男の食事の用意と塾とそろばんの送迎や、三男の突然の思いつきに振り回される、などがあります。
晩ご飯の時間も全員バラバラで、最終的に片付け終わるのが、夜10時以降となることもしばしばです。
自分の予定を事前に立てる余裕はありませんが、その中で不意に空いた貴重な時間を、自分なりに有効に使うことが、それはそれでまた楽しみの一つとなっています。(隠し菓子を一人でこっそり食べるとか、美味しいものを一人で食べにいくとか♪)
できる限りのサポートをしてあげたい
そんな忙しい日々の中、あらためて子育てって楽しいな、と思うようになりました。
ほんとうに今更ですけど。
え?ここまで思わなかったのか?って感じですよね。
それは、高校生になった二人が確実に自分の道を力強く歩き進んでいるのが、より一層感じられるようになったからだと思います。
三男がODにならなければ、これは普通のこと、当たり前のこと、当然のことと捉えていただけで、息子たちが頑張っていることにさえ気がつかなかったかもしれません。
なぜなら、わたしは子どもは勝手に育つものだと思いこんでいたからです。
極端な話し、ご飯を食べさせて勉強させておけばいいや、くらいに(^_^;)
というか、自分がそうやって育ってきたという意識がとても強かったので。
成長するのは当たり前のことだと思っていたので、成長するそのプロセスに着目することは今までほとんどなかったんじゃないかと思います。
なんてもったいないことをしていたのか!
おかげで、三男はもちろん、毎日頑張っている上の高校生二人にも、できる限り精一杯サポートしてあげたいと、強く強く思うようになりました。
それにきっとこんな忙しく慌ただしい日々も、あともう少しで楽しかった思い出となってしまうんだと思います。きっと。
三男のいまの状態
さて三男はというと・・
二学期からはODは治るんだよ!!
ということをよく口にするようになりました。
ODの子は気分や体調がいい時は、本当に学校に行けるような気がして「もう大丈夫だよ」と言ってくることがよくあります。
学校に行けるというイメージを持つことができることが大切で、その気持ちをきちんと周りの人が受け止めてあげることで、またさらに自信に繋がって行きます。
ここのところの三男は、少しづつですが自分で予定した日は、朝起きることができるようになってきています。
五月雨登校を経験して、自信が付いてきたのかもしれません。
そういえば、いつからかネットのフレンドたちと交流をしている様子が見られなくなりました。
ネットのフレンドは面白くない
一時しのぎには良かったようですが、やはり心を許すような友だちには巡り合えなかったようです。
三男、地域のお祭りに友だちを誘う
毎年8月の第1土日の二日間、わたしの居住している地域ではお祭り&盆踊り大会が開催されます。
息子たちが小さい頃から慣れ親しんだお祭りです。
三男はこの地域のお祭りに参加するために、わたしの実家から少し早めに帰ることを予定しました。
本当はもっとゆっくりしていても良かったんです。
三男はこのお祭りに、誰からも誘われていませんでした。
三男が人を避けていたので、友だちから声かけしてもらうことも、当然なくなっていました。
でも、お祭り当日の午後、最近は疎遠になっていた友だちに思い切って三男から声をかけに行きました。
断られたらどうしよう。。
わたしは一人で三男を心配していましたが
お母さん、3人でお祭り行ってくるね!
嬉しそうに帰ってきました。夕方6時少し前に家の前で集合して、お祭りに行く約束をお友だちと取り付けることができたそうです。
学校に行けなくなってからというもの、自分から友だちを誘うようなことはなく、三男にとって、かなり勇気を振り絞った行動だったのだと思います。
わたしはそのとき、以前三男が人が怖いから外に出たくない、と言って家に引きこもっていたことを思い出して、思わず目頭が熱くなりました😂
お友だちを誘いに行けてよかった
わたしはひきこもりは、ある日突然変わることもあるのだということを知りました。
三男の固まっていた心が、やっと解けはじめた!
お祭りは夜6時から9時までです。三男はお祭り開催中はずっと会場で過ごしました。
9時すぎに帰宅してきた三男の表情はとても明るくて
明日もまた行くね
あす、日曜日の約束もしてきたそうです。
そうして次の日も、友だちと一緒に、お祭りの開始から終了まで参加することができました。
学校に行けなくなってから、友だちとこれだけ長い時間一緒に過ごすことはほとんどなかったので、これは三男にとっては大きな快挙です。
このお祭りを楽しく過ごすことは、毎年のルーティンとして、三男にとってはとても重要なことだったと思います。
お祭りに行けなかったら、きっとまた自信をなくしてしまったかもしれません。
もちろん、これで全てが元に戻ったわけではありませんが、三男のいい刺激になったと思います。
お友だちのみんな、ありがとう😊‼️
さいごに
わたしは三男が自分から友だちに声かけができるとは正直思っていませんでした。
そして友だちからお誘いがくることもなく、三男は結局お祭りに行けず家で一人😭・・という結末を想像していました。
見た目だけでは三男の状態を把握するのはとても難しいため、やはりこちらの感覚だけで決めつけてしまったり、急かしてしまったりなど、焦ってはいけないのだと思います。
焦らなくてもきっとその日はきっとやってくる。
できるようになったら、それこそ勝手になんでもやり始める。
今回のことで、そう確信を持つことができました。
もっともっと、今年の夏休みは新しい発見を求めて、三男と向き合い過ごしてみたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。