~祖父母を訪ねて~起立性調節障害(OD)に悩む三男の一人旅 後編
こんにちは、うめこです。
三男がわたしの実家を訪れるため、三男を一人で飛行機に乗せるため空港に向かいました。三男を飛行機に乗せるまでのちょっとした出来事をお話します。
空港に行く前に
旅の荷物をまるっと持たずに家を出た私たち母子は、家に荷物をすぐさま取りに戻り、荷物を車に積んで折り返し空港へ向かいました。
それでも時間に余裕があったため、空港の少し手前のショッピングモールでお昼ご飯を食べることにしました。
お寿司が食べたい三男
三男は食べるものをなかなか決めることができません。もともと優柔不断なところがあることに加え、ODを発症してからは食欲がかなり低下しており、何を食べたらいいのか自分でも判断がつかないようです。
レストラン街を数回行き来したあと「お寿司が食べたい」と、やっと食べたいものがイメージできたようでした。三男はお寿司が大好きなので、結局そこかぁーという感じですが。
先ほどから数回行ったり来たりした回転ずし店に再び戻ったところ、5~6組ほどの列ができていました。さっき通った時は全く人が並んでいる様子はなかったのに。
待ち時間を確認すると30分待ちとなっていました。
いくら時間があるとはいえ、ここで30分待ちはちょっといかがなものかと三男の顔を覗いてみたら、三男も同じことを考えていたようです。
やっぱり違うところにしよう
とわたしの言いたいことを、先に言ってくれました。
振出しに戻ってフラフラしていたら
ランチバイキング お寿司ありの文字が目にとまりました。
三男もほぼ同時に、そこに目がいったようでした。
おかあさん、これがいい!
でもねバイキングはお母さんと君とでは、大損するかおなか壊すだけだよ(;^_^A
でも、寿司が食べたいし他の料理も気になるもん
HSC気質の三男は超がつく偏食家で、食べたことがない物は絶対に食べようとしません。ですが、珍しく他の料理にも興味を持ったようでした。
バイキングならいろいろな料理を目にするため、もしかしたら新しい発見があるかもしれない!
三男があまりにもキラキラした目˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖でわたしに訴えかけるので、NOと言えなくなってしまい、そのお店に二人ですごすご入ってしまいました(笑)
ランチバイキング お寿司に振り回されて
席に着くとお店の方がシステムの説明をしにテーブルのところにやってきました。
そこでなんと衝撃的なお話が!!!お寿司は別料金でした(´;ω;`)ウッ…
今さらやっぱりやめます。。と言って店から出るのも恥ずかしい(三男も同じことを考えているような気が)ので覚悟を決めて別料金でお寿司も注文してみました。
お寿司は注文を受けてから握るそうで、お寿司が来るまで少し時間がかかりました。その間に他のものを食べてしまったためお寿司が来た時には二人してお腹がいっぱいになってしまいました(笑)
結局、二人で10貫のお寿司とお料理は1皿ほど。わたしは何とか踏ん張ってデザート。それでも小さなケーキを2個しか食べることができず、二人で4000円近い高額支払いとなってしまいました。
最初からフードコートに行っておけばよかった。。
肝心の三男はというと、結局真新しいものは何一つ口にせず、お寿司でおなかがいっぱい(;´Д`)
しばらく会えなくなるから大目に見てやろう、なんて思ってしまったのが間違いでした。
空港へ行って三男ひとり出発
重たくなった体を引きずるように空港へ向かいました。すぐカウンターに行き荷物を預けました。
時間までは椅子に腰かけて、何を話すわけでもなく二人で飛行機の時間を待ちました。三男は相変わらずこんなところでもゲームに興じています。
さてもうそろそろ、時間です。セキュリティー以降は三男一人でゲートまで向かい、自身で搭乗します。
じゃあああねえ!!
と手を振り一人でセキュリティーの向こうへあっけなく三男は消えて行きました。
念のため飛行機が飛ぶまでわたしは空港に待機し、飛行機が飛ぶのを確認してから空港を出ました。
あれ?なんだろう・・・。なにか後ろ髪を引かれるような気持ちでした。
いやいや、せっかくなのでわたしはわたしで楽しもう!!もう行ってしまったんだから、と振り切るように車に乗り家に向かいました。
帰る途中で ANAの素晴らしい対応に感激
家に向かう途中、実家の父から電話がかかってきました。車を停めて電話に出ると
電車が止まっていて飛行機がつく時間に到着できないかもしれない!!
三男を空港まで迎えに行くことになっていた実家の父母が駅で足止めを食らっていて、三男の到着時刻までに空港に行けるかどうかわからないということでした。
三男にはまだ携帯電話を持たせていません。さあ、連絡を取る方法はあるのでしょうか?
到着空港に電話をした
まずは到着空港の総合案内に相談してみました。音声ガイダンスの後担当者が電話に出ました。
今飛行機に乗っている息子が空港で待ちぼうけになりそうなんですが
到着時刻にアナウンスをかけて、息子さんがそれに気が付いてくれれば伝言はお伝えできますが、確実ではないので航空会社にご相談していただくのがいいと思います
ANAに電話をした
空港の総合案内の方から番号を教えてもらって三男の乗っている航空会社
ANAに連絡をしました。空港直通ではなくANAの総合窓口に繋がりました。事情を伝えて
飛行機から降りた時に息子に伝言をしていただけますか。
かしこまりました。お伝えしますね(快諾)
そうこうしているうちに、飛行機が到着するまであと30分を切りました。父から電話がくるかもしれません。とりあえずその場でじっと待つことにしました。
しばらくすると父から連絡があり
何とか間に合いそうだ
飛行機が到着する10分前でした。
そのまま待つこと約30分 父の携帯から電話がきました。
おかあさーん着いたよ!!
伝言聞いた?
うん。お迎えの人が来ないかもしれないからお母さんに電話するようにって聞いたよ
ああ、良かった!!
父は三男の到着にはなんとか間に合ったので、せっかくの伝言も無用のものとなってしまい、お手数をお掛けしてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
どちらも親身になってお話をきいてくださって、しかも迅速な行動で大変素晴らしい対応をしていただきました。このようなお願いまで聞いていただけて、安心して旅ができるのはこういった方たちのおかげなんだな、と感じました。感謝感激です。本当にありがとうございました。
おわりに
三男も無事わたしの田舎に到着し、これからしばらくいつもと違う生活を送ることになります。
この数日間が三男にとって有意義なものになりますように。
わたしはわたしでリフレッシュ休暇と思ってのんびりしようと思っています。
わたしはしばらくお休みさせていただきます。
お読みいただきありがとうございました。