うめこの日記 

起立性調節障害(OD)と診断された三男との日々の記録

2019年を振り返る 起立性調節障害(OD)の三男との1年

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こんにちは、うめこです。

三男は2018年の2学期から学校への行き渋りが始まりました。2019年に入ってからの1年を振り返ってみたいと思います。

 

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1月

お正月の生活の乱れがそのまま続き、昼夜逆転が日常的となる。わたしの精神的落胆が最もひどかった時期。この頃起立性調節障害(OD)の診断を受けた。

通わなくなったので3年続けていた習字をやめた。

 

2月

ODの治療開始 。ODの認識を深めようと思いつつも、なかなか納得がいかずに受け入れられない。甘えてるだけじゃない?と考えていた頃。母子の関係性も最悪。

昼夜逆転に加えて、学校に行けないことから人の目が気になり家から出ることができなくなった。自分からやりたいと言って始めた空手をやめた。

 

3月

完全昼夜逆転。学校がやっている時間に起きることはほとんどなく、3学期は一度も登校しなかった。引きこもりの時期。

 

4月

春休み中は昼夜逆転が治る。

進級、クラス替え、担任の先生が変わるもののなかなか学校には行けない。

新学期が始まった途端に昼夜逆転になったが、この頃からわたしのODに対しての理解が深まってきた。最後の運動会参加。

長いGWを利用して、車中泊で三男の行きたい所へ長距離旅に出かけた。

 

5月

GW後、少しずつ元気が戻ってきた。

週1、多い時は週3ペースで登校することもあった。やめずになんとか続けていたソロバンに力を入れて取り組むようになった。1級合格を目指す。

 

6月

午前中に起きることができるようになってきた。五月雨登校。ODの特性を理解しできるだけ三男に寄り添って考えるように。母子の関係が良くなってきたのを実感できた時期でもある。 

ソロバンの1級不合格。検定は午前中なので体調がなかなか整わないのが敗因。

 

7月

せっかく登校しても勉強についていけないから学校に行くのが苦痛だと言う。本人の希望により個別指導の塾へ通い始めた。算数を5年生からさかのぼって教えてもらうことに。

7月は3回登校、終業式は欠席。夏休み前は体調が優れなかったようで、梅雨が長かったのもあるかもしれない。

夏休みへ。

 

8月

10日間、三男はわたしの実家へ一人で行った。

いつものように甘えが効かない環境で、楽しかったこともそうでもなかったこともあり「来年はもう行かないな」と言っていた。

帰宅後は友だちと遊ぶことがたびたびあった。思いのままのんびり過ごした夏休みだった。

 

9月

週1〜2回の登校が定着。クラスの雰囲気が受け入れオッケーの体制になってきて、遅刻をしてもそれほど罪悪感がなくなってきた。修学旅行を意識してなのか、朝は早く起きるけれど、その分昼寝するようになったので学校に行けない日は変わらず多かった。

 

10月

修学旅行に参加。バスの中では寝てばかりいたようだが、全てみんなと一緒に行動できた。「嫌な子だと思っていた子がとても親切にしてくれて嬉しかった」と言っていた。三男も成長しているが周りもかなりのスピードで成長している時期なのだと思った。

 

修学旅行は、どこへ行ったかという詳細は忘れるけれど、行かなかったら行かなかった事実がずっと残る。三男が行きたいと言っていたので行けてよかったと心から思った。

ソロバンの1級不合格。次は2月に最後のチャンス。中学生になったらやめる予定。

 

11月

「もう大丈夫」と言って学校に行き始めた。朝起きることができず遅刻はするけれど、登校する日が増えた。休まず行けた週もあった。

塾での勉強も順調で6年生の間に6年生の算数が終わる目処が立ち、少しずつテストの点数も取れるようになってきた。

学芸会参加。

 

 

12月

休む日もあるけれど登校する日が断然多くなった。たまに宿題をやる日もあった。終業式にも登校できた。中学校に進学してからのイメージも少しずつ湧いてきた様子。モチベーションが高まりつつあるように見える。

 

 

 1年を通して思ったこと

振り返ると、今年はどん底から始まった1年でした。

学校に行けないのが問題なのではなく、学校に行けないくらい心に傷を負ってしまったことに大きな問題があったこと、

ODを発症したことこそが心の傷の大きさを表していたのだと思います。

 

わたしもそれに気づくまでがとてもつらかったです。

 

でも混沌とした時期を過ごしたからこそ、現実を受け入れ前に進んでいこうという気持ちになりました。

 

わたしが子どもの頃の時代の価値観とは明らかに違う今の時代を見つめ直しながら、何を受け入れ、何を守っていくのか子どもたちと一緒にこれからも考えていきたいと思います。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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