うめこの日記 

起立性調節障害(OD)と診断された三男との日々の記録

不登校が先かODが先か

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こんにちは、うめこです



起立性調節障害(OD)のパターン

起立性調節障害(OD)がひどくて学校に行けない子

②学校に行けなくなって家で過ごしているうちにだんだんとODになってしまう子


うちの三男は②です。わたしに正しい知識さえあれば三男はODにならなかったのかもしれないととても後悔しています。今回は我が家のODについてお伝えしたいと思います。

 

 

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不登校の始まり

 


三男が学校に行き渋るようになり、私が​​​必要以上にプレッシャーをかけてしまったため朝起きることが少しずつできなくなっていきました。そのときはちょっと背中を押せばなんとかなると思っていたので、必要以上に押したり引いたり・・・怒ったり泣いたり・・・間違いなく逆効果な対応でした。

そのうち勉強に対する意欲が全くなくなり、一日中ゲームかYouTubeを観るかのどちらかだけでで過ごすようになると、夜遅くまでスマホの画面を観ることが当たり前のようになり、気が付けば昼夜逆転生活になってしまっていました。

起立性調節障害の症状

・朝起きることができない

・​夜寝つきが悪い

・​いつもイライラしている​

・​集中力がなく難しいことを考えることを嫌がる

・​頭痛腹痛吐き気を毎日のように訴える(特に朝)​​​​​​​​​​​​​​​
 
これは​​不登校という側面から子どもを見た時に、不登校児の典型的な特徴と全く同じなため、三男がこのような症状を訴えても、わたしは病気だと考えることはありませんでした。

しかも、児童精神科の先生は「楽しい時に起きれるなら病気ではない」と言っていましたし、小児科の先生は「とにかくゆっくりさせてあげなさい」と言っていただけでした。専門家から病気ではないと断言されたと思ったので、わたしの「気の持ちようだ」という見解はどんどん強くなっていきました。ゆっくりさせてしまうことで次第に学校に生きずらくなってくることを恐れたわたしは厳しく叱責したりすることも多々ありました。
 
 

​​​​​​​​​​​​ODへの理解 

 

朝起きることができなくなるメカニズムは以下のようなものがあげられます。

・朝は交感神経が働かず血圧が上がらない

・午後からは交感神経が働くようになり夜には寝つきが悪くなる

・眠れないので朝起きが悪くなる

 
医学的にも血圧や脈拍に明らかに異常な数値を示すため本人の意思でどうかなるものではありません。
 
起立性調節障害は、子どもが大人になる途中の成長期に自律神経の調節がうまくいかなくなることがあり、体や心に強いストレスを受ける事によって敏感な性格の子が発症しやすい小児科学会の診断基準のある思春期特有の病気なのです。

 

 親として 一番理解してあげたいのはこの状態です。

勉強をしないのではなく、難しいことを考えることができない
ゲームばかりしているのは、ゲームぐらいしかできない

 

難しいことを考えるために使う脳の部分の血流が悪くなるため、このような状態になってしまうのです。ゲームをする部分の脳には問題はないそうです。勉強をしないで一日中ゲームをしているのはこのためです。決してなりたくてその状態になっているわけではないので、頭ごなしに「怠けている」と決めつけられてしまうと、精神的に不安になりそのことで症状はさらに悪化します。

 

周りの人がODに対する理解がないことによって、悪循環を起こしてしまうということにできるだけ早く気づいて、正しい対応をしてあげることが最重要となってきます。


​​

これから

 

三男が『不登校』から『OD』になったのはわたしがそうさせてしまったからです。反省を踏まえて正しい知識を持つためにも、日々学ぶことを忘れず、ODの方やそのご家族と繋がりを持ち、情報交換をできる場所に足を運ぶようにしています。

 

学校の先生に理解していただくことも重要なため、できるだけ学校の先生と連絡を取るように心掛け、いつ学校に行ってもいいような体制を整えています。そして三男とできるだけ話し合いをして良好な親子関係を築いていくよう努力を続けています。これが一番大切なことだと思います。楽しいことをたくさん見つけて元気に過ごすのがODには一番の薬のようです。

 

おわりに

 

不登校とODは同じライン上にあることは間違いないようですが、不登校だけれども朝は普通に起きれる元気な子もたくさんいます。不登校も子どもの数だけ様々な事情を抱えているためひとくくりにすることはできませんが、少なくとも三男の場合に関して言えば、ODを早い段階で認識して、深く傷ついている三男に元気な子と同じようにすることを求めるのではなくもっともっと寄り添ってあげるべきでした。

 

これからわたしに何ができるのかゆっくり考えてみます。

 

 

 

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 お読みいただきありがとうございました。

 

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