うめこの日記 

起立性調節障害(OD)と診断された三男との日々の記録

うちのサナギ、いつ蝶になるんだい? 起立性調節障害の三男

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中1の三男に起立性調節障害の症状が出てからもうすぐで2年になります。

 

初めのうちは元に戻すことばかり考えて、それが正しいと信じて疑うことなく、どんどん母子の関係性が悪くなりました。それが症状を悪化させていたと気がつくのに少し時間がかりましたが、今ではわたしの気持ちもかなり変化して、少しは三男に寄り添えるようになったと思います。

 

それでもやっぱり学校に行って欲しいという気持ちは捨てきれなくて、いつもいつもチャンスがこないかと思うためつい余計なことを言ってしまい、三男から睨まれることもしょっちゅうあります。わたしはその度に落ち込んだりもします。

 

でもそんな時はいつも三男は今サナギなんだと思うようにしています。

 

 

不登校になっている子はサナギの状態ととても似ている、と言った方がいました。 

たしか大学で心理学を教えている教授だったと思います。

 

「イモムシがサナギになるとサナギの中は、ほとんどが溶けてドロドロになるそうです。

それが時間をかけて新しい筋肉に作り替えられ、やがて蝶になって羽ばたいていくのですが、

もしそのドロドロ時にサナギがこじ開けられたり衝撃が与えられたりすると、そのサナギは蝶になることなくそこで息絶えてしまいます。

完全無防備な状態の小さなサナギの中で、ドラマチックな破壊と再生が繰り広げられているなんてまるで不登校の子どよく似ている。

サナギの中で壊れた自分が再生するのをじっと待っている蝶のような感じ。

不安ですよ。怖いですよ。そんな状態。でもじっと待っているんです。

だからね、親はそのサナギにむやみに触れることなく蝶になる日を待つのが大事なんです」と。

 

生まれ変わろうとしているのに元に戻されそうとしたら反発するのは当たり前だ、とその話を聞いたとき妙に府に落ちたのを覚えています。

 

三男は閉じこもっているようでも、世の中のことに少しづつ興味を持つようになってきたみたいだし、いつもYouTubeを観ているのでわたしなんかよりずっと情報通だったりもするし、ゲームやSNSを通じて友達との交流もあります。

 

普段の生活から生まれてくるものは決してゼロというわけではないし、三男にとって進化していくためのプロセスを今踏んでいる途中なんでしょうね。

 

いつかくる蝶になる時を見届けてやろうじゃないか!!というおおらかな気持ちが、不登校の子を持つ親には特に必要なんだなぁと思います。

 

 

とは言っても、乱れた生活、栄養バランス、身だしなみ、勉強、ゲーム依存などなど

気にせずにはいられない事ばかりで、なんとかならないものか、と思う自分との葛藤の日々は続いています。

 

 

 

 

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