起立性調節障害 季節や気候の変化による症状
こんにちは、うめこです。
起立性調節障害(OD)は環境や天候などによって症状が変化します。
三男の場合も同様、天気の悪い日は顕著にそれがあらわれるようです。
ODは春先に悪化する
三男は春休み中は普通の時間に起きることができていたものが、4月から5月にかけては、また再び朝起きるのが難しくなりました。
ODの症状には心理的ストレスが大きく関わっているため、4月からの進級に伴うストレスが大きく影響していたものだと思われます。
また、暖かくなってくると血管が緩み交感神経の活動が低下するため、血圧の調整が難しくなります。そのため脳血流が悪くなり、十分に睡眠を取ったとしても症状は消えません。春先は症状が悪化するケースがよく見られるそうです。
ODは暑さに弱い
ODは気圧の変化に敏感です。梅雨の時期になるとまた症状は悪化しやすいようです。三男も雨の日は声を掛けても起きないことが多く、起きたとしても頭痛や倦怠感が続きます。一日中ぼーっとしていて頭が全く働かないといいます。
湿度や温度が高いことで体の水分が失われ脱水気味になることがさらに血圧低下を招くため、症状が悪化します。三男は普段からあまり水分と取らないため、こまめに水分を取るよう声掛けは欠かせません。スポーツドリンクの特売は見逃せなくなりました。
晴れの日は症状は軽快
梅雨の晴れ間には朝から起きることができるようになってきました。五月雨登校は変わりませんが、少しづつ学校の滞在時間も長くなってきています。
朝、声かけをしても一切反応をしなかったのが「おはよう」と声を掛けると「うーん」と少しだけ反応をするようになりました。起きる時間も早くなってきています。2度寝もしなくなりました。
今は元気が戻ってきているようで、気候に大きく左右されますが、精神的に安定することで症状は明らかに軽減するようです。
ムリは禁物
そうは言ってもいつ悪化するか全くわからないのがODです。
もともとの本人の体質とも言える病気であり、体調に折り合いをつけながら付き合っていかなくてはならない場合が多いようです。
心理的ストレスは症状に大きく影響するため、とくに敏感な体質を持っている三男にとっては多くのことが耐え難いストレスになってしまいます。
天気や季節の変化はどうにもできませんが、受けたストレスを解放出来る、安心して過ごせる環境を作ってあげることはわたしにもできることです。日頃から三男との関係を良好にして無理をさせないことを心がけています。
秋から冬にかけて
秋になって涼しくなってくると比較的症状が落ち着いついてくると言われています。春とは逆に、寒くなることによって血管が収縮し血圧が安定しやすいため症状が軽減してきます。
そして冬になると症状はかなり軽快してきて元気に過ごすことができるようになり、春になって再び再発!というケースもまた非常に多いそうです。
発症した時期に悪化することも
その一方で、発症した季節になると調子が悪くなるという話もよく耳にします。秋に発症した子は秋になると、冬に発症した子は冬になると症状が悪化するそうです。
三男の場合は昨年の秋から冬にかけて発症したため、今年の冬に気候が関わる症状がどの程度見られるのかは今のところ未知数ですが、
辛くなった時期になるとその時の辛い気持ちがフラッシュバックされ、それがまたストレスとなって現れるのかもしれません。
最後に
根気よく病気と向き合いながら、四季を感じて過ごすのもある意味、この病気の興味深いところなのかもしれません。
いつか、あの時はそんな感じだったね、と笑って思い出せる日がきますように。
お読みいただきありがとうございました。
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