うめこの日記 

起立性調節障害(OD)と診断された三男との日々の記録

起立性調節障害(OD)からの回復 ODが治った?!

スポンサーリンク

こんにちは、うめこです。

 

起立性調節障害(OD )の三男が、今月はとても調子が良いです。

 

不登校からODを発症してなかなか前に進めない日を送っていましたが

学校へ行かなくては、という気持ちがどこからかやってきたようで

朝起きることができない日はまだまだ多くて遅刻はしますが、今月11月だけでいうと学校を休んだ日は2日のみでした。

 

 

学校に行きたくない

 

三男が突然学校に行きたくないと言ったあの日を思い出します。

5年生の2学期が始まってすぐのことでした。

 

甘えるんじゃない!!

わたしは怒って叱り飛ばしました。

 

それでもどうしても行きたくないと言うので

1週間は様子を見てみようと思いとりあえず好きにさせてみました。

 

でも1週間経っても学校に行くことはなく

わたしは押したり引いたり三男を学校へ行かせようと様々な方法を試みましたが、学校へ行かない日はさらに続きました。

 

担任とのやりとり

 

当時の担任は

不登校は家庭の問題で、学校へ通わせることこそ親の義務だと力説していました。

休み癖をつけてしまったと、わたしのことを責めるような発言もありました。

 

わたし自身、学校に行かないという選択は全くなく、担任の言うことももっともだと思っていた時期もあり、三男とは激しいぶつかり合いになりました。

 

担任とわたしのやりとりが三男を一層追い詰め、三男との関係は悪化する一方。

 

次第に三男は昼夜逆転し始めて、会話もなくなり冬休み中の乱れた生活を経て5年生の3学期は一日も登校できずに終わりました。

 

 

自分自身の気持ちに変化が

 

三男が不登校になり、こうなったのは自分のせいだとずっと自分を責め続けましたが、

 

きっとそうではなくて、なるべくしてなっただけのこと、いつしかそう思うようになりました。

 

広い意味では、わたしのせいかもしれないけれど、もうそれを今さら悔やんだところで何も始まらない。

 

先のことを考えるよりもまずは今。明日に繋がる今日を素直に受け入れてみようと思うようになりました。

 

そして少しづつ、本当に少しづつですが三男に寄り添っていくうちに

学校へ行けないことの問題が勉強ができなくなることではなく、学校へ行けず勉強ができなくなるくらい心が傷ついてしまっていることが最大の問題だ

と思うようになりました。

 

わたしが意識したこと

 

意思を尊重する

 

朝起きれなければ寝ていればいいし、どこにも行きたくなければ行かなくていいという姿勢を保つことをまずベースとしました。そのうえで

 

どこかへ行きたければ出来るだけ都合をつけて連れて行く

 

やりたいことがあればできる範囲でサポートする

 

話したそうにしているときはどんなに忙しくても時間をつくって話を聞く

 

などなど・・・

 

三男を一人の人間として認め、徹底的に意見を尊重することを心掛けました。

 

それは、君は何があってもこの世にたった一人の大切な人なんだよ、というメッセージをわたしが全身から発すること。

 

三男が生まれてから今までずっとそのつもりでやっていたようで

三男が不登校になって初めて、実は全く伝わっていなかったということが実感としてあります。

 

 

上から目線をやめる

 

そして、わたし自身の失敗を素直に認めるようにしました。

 

三男が忘れ物した時は 

何やってんだ(-"-)! と叱られるのに

わたしが忘れ物したときは テヘペロ♪(´ε` )♪ で終わらされてしまったり

 

そういうのが積み重なって、わたしに対して嫌悪感をずっと持っていたみたいです。

 

わたしは親だからということだけで、ずっと上から目線になっていました。

 

それに気がついてからは、叱ったり急かしたりするようなこともやめました。

 

三男の意見やダメ出しは真摯に受け止めるようにしています。

でも受け入れがたいものは受け入れない、とわたしの意思も必要に応じて貫いていくようにもしています。

 

 

不登校になってから1年経ち

 

11月に入り朝起きるのが難しいのは変わりませんが、起きたあと、遅刻をしても登校する日が続いています。

 

朝早く起きることができても学校に行けない日も多かったので、これはここにきて劇的な進歩です。

 

起立性調節障害は気持ちが落ち着いていると症状も落ち着きます。

 

まずは自分は大切な存在なんだという自己肯定感を高めてあげることが、起立性調節障害の症状を緩和するのに最も効果的なんだと思います。

 

それにはなんでも話し合いができるような信頼関係がとても大事なんだ

と気づくのにわたしはこんなに時間がかかってしまいましたが😅

 

カウンセラーの先生の助言や、色々な人の話を聞いたりツイッターやブログを見たりして、今のこの瞬間もつねに学びだと思っています。

 

f:id:umeko_art:20191130125010j:plain

 

おわりに

 

あさイチでひきこもりが社会問題化しているという特集を最近観ました。

 

www1.nhk.or.jp

 

不登校の問題の先にこれがあるような気がしていつも不安でしたが、番組を観てこうならないように今があるのかなと思いました。

 

ひきこもりの方の孤独感や絶望感やその他のたくさんの感情はきっとわたしの想像を絶するもので、わたしが偉そうなことは言えませんが

 

 

外に出たいと思っていたり、もしくは出たいと思っていた時期が絶対にあったと思うんです。そのタイミングを掴めないでいる、もしくは掴めなかった。

 

誤解を恐れずいうなら

 

引きこもることが問題なのではなく、コミニュケーションが取れない事に大きな問題があるのではないか、と。

 

そうならないようにするためには周りとの信頼関係が一番大事なのでは、と思うのです。

 

 

この世にせめてわたしだけでも三男のことを信じてあげる人間がいればそれだけでも全然違うはず。

 

もし三男が大人になって外に出ることができなかったとしても

わたしとの信頼関係があれば、生活のためにせっせと内職してくれるかもしれない。

 

わたしとの信頼関係があれば、わたしが死んだあと誰かに助けを求めることができるかもしれない。

 

わたしとの信頼関係があれば、きっと最後まで自分を大切にしてくれるかもしれない、と。

 

そんなわけで

わたしが一生面倒をみてあげるよ!!と本気で思い出したら

不思議なことに、本当に不思議ですが学校に行き始めました。

 

ODの症状は日によって違うので、まだまだ回復したとは思いませんが、

気持ちが前向きになった→ODとうまく付き合っていこうという力が湧いてきた→少しずつ元気になってきた

という感じだと思います。

 

 

 ODや不登校にはみんなそれぞれの事情があり、状況もそれぞれの背景があってこれが正解だということを見出すことは難しいことです。

三男の場合も今でも手探りで、何が正解かはわかりませんがきっと解決策はあると信じて、日々学び続けることが重要だと思っています。

 

 

お読みいただきありがとうございました😊

 

ブログ村ランキングに参加しています 

にほんブログ村 病気ブログ 起立性調節障害へ
にほんブログ村

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心身症・不登校へ
にほんブログ村

 

プライバシーポリシー お問い合わせ