3人の息子たち それぞれの個性に合った育て方
こんにちは、うめこです。
三男はとにかく眠ります。一度眠ってしまえば12時間以上眠ります。最長では19時間眠り続けていたことがあります。
起立性調節障害(OD)を発症している三男は、低血圧による脳血流低下のため、いくら眠っても身体の疲れが取れないのです。
それはその日の体調や天候や気圧の変化などに左右される場合もあり、朝になってみないと起きれるかどうかはわからないことが多く、社会生活に適応することがとても困難になってきます。
特に春から夏にかけては血管が緩んで血圧が下がりやすくなるので症状が悪化しやすいそうです。(諸説、個人差あり)
三男は生まれた時から、すこし歳の離れた兄たちと同じ時間帯で過ごしていたので、幼少期からもっと生活リズムを整えた生活をすることを意識させていれば、もしかしたらこんなことにはならなかったのかもしれません。
自律神経を整えるためには、日ごろから生活リズムを改善させることが必要ですが一度ついた生活習慣を変えることは、わかっていてもなかなか難しいことです。
今回は息子たちをご紹介します。
我が家のだんご三兄弟 [弟思いの長男・兄思いの三男・自分が一番次男]
わたしは長男、二男、三男の3人の母親です。まさか全員が男になるとは思ってもいなかったんですが、まさに「だんご三兄弟」を地で行く男三兄弟となりました。
一番上の弟思いの長男♪
長男は朝早起きが苦手で、いつもギリギリの時間まで寝ています。人から何を言われても右から左に瞬間的に抜けて行ってしまうようなおっとりマイペースタイプです。
長男は明らかにOD体質ですが、気持ちはいつも前向きで将来に対する夢や希望があります。はっきりとNOとは言えませんが軽く受け流すことができる性格が幸いでした。高3です。
間に挟まれ、自分が一番の二男♪
二男はよくめまいや立ちくらみを起こします。朝礼中に倒れたこともあります。大の負けず嫌いで、人からとやかく言われることを嫌がります。
人の考えていることがよくわかる敏感体質だと思いますが、嫌なことは嫌とNOとはっきり言えることが二男の最大の武器だと思います。高2です。
一番下の兄思いの三男♪
三男は特に敏感な性格で人の目をとても気にします。そして人から言われたことをそのまま受け止め、理不尽なことに対してもNOと言えずに苦い思いをすることが多いです。
そんな三男に対してわたしは「頑張れ!負けるな!さぼるな!怠けるな!」などと平気で言ってきました。数年前からすこしずつ抱えてきたものが、ある時突然大爆発してしまいその結果不登校となってしまいました。小6です。
OD体質
上の二人には「学校を休む」という選択肢はなく、与えられたものを受け入れ有効に活用しているといった印象です。ODの体質は持っているものの、ODを発症することなく社会生活を普通に送ることができています。
以前はODの知識がなかったため、わたしはそのような体質があると考えたことはありませんでした。朝起きの悪い長男に対しては、特に厳しい言葉を発したことが何度もありました。
長男は、自分に必要のない話には全く耳を貸さないため、わたしがどれだけ大騒ぎしようとも動じることなく、常にマイペースでいられる性格です。ODを発症せず元気に過ごすことができているのはその性格の賜物だと思っています。
わたしは三男に対しても同じように接してきたので、特に敏感な体質の三男は全て受け止め自分でもどうしたらいいのか わからなくなってしまったのです。
子どもの個性に合わせて
一人一人しっかりと向き合って接してきたかと言われれば、忙しいを言い訳にしてスルーしてしまったことがたくさんあるように思えます。
それぞれに合わせた育て方は100%は無理かもしれませんが、いまさらですが、できることをわたしなりにしてあげよう、それを三男が身をもって気づかせてくれたような気がします。
ODになってよかったこと
おかしな話ですが三男がODになって、実はよかったと思っていることがあります。
朝起こさなくてもよくなったこと
学校に行く時間ギリギリになって起きることが多く、家を出ていくまで毎朝イライラしていました。遅刻をさせていけないという義務感がなくなったので毎朝気が楽になりました。
夜寝なさいと怒らなくてもよくなったこと
夜はいつまでもダラダラしているため、「早く寝ないと朝起きれないでしょ!」と毎晩イライラしていました。今は寝る時間は本人に任せているため三男のことを気にかけることなく自分の好きなように気楽に過ごせるようになりました。
宿題をしなさいと怒らなくてもよくなったこと
そもそも勉強ができる状態にないので宿題もありません。
見ておわかりになりまよね? 全てわたし自身の問題であって、三男には関係のないことです。これは不登校の子どもを持つ親の特徴に全て当てはまります(笑)三男は不登校になるべくしてなったことがよくわかります。
そして、早く起きることができたり学校に行ったりするだけで、そんなことをわたしは心から喜べるようになりました。子どもと一緒に笑って過ごすことの楽しさを知ったことは、わたしの人生の中で最大の収穫となりました。
おわりに
今はある程度の距離を取りながら放任するのではなく、見守る姿勢をとり、三男にとって安心できるような環境を作ってあげることが大切だと思っています。
わたしの反省の気持ちも含めて、今は三男に寄り添いながら、毎日楽しく過ごすことを心掛けています。
だからと言って、三男だけに関わってばかりいて家庭環境が悪くなることだけは避けなければいけないと思い、家族全体のバランスを常に意識するようになりました。
子どもとって長い人生の中のほんの少しの時間です。子どもたちが巣立っていくために到着点をどこに定めるのか、これからゆっくり探せばいいんですよね。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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