うめこの日記 

起立性調節障害(OD)と診断された三男との日々の記録

アメリカでの出産経験から

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こんにちは、うめこです。

 

わたしには男の子が3人います。長男は高3  二男は高2 三男は少し離れて小6です。

 

結婚後すぐ夫がアメリカに転勤になりわたしも同行しました。長男と二男は駐在期間中にアメリカで生まれました。駐在期間は6年間。

 

帰国した時長男は5歳、二男は4歳でした。

 

三男は帰国後に生まれたので、日本での出産はこんなにのんびりできるのかと入院生活を満喫したのを覚えています。

 

帰国してからもうすでに13年が経ち、駐在生活も遠い記憶になってきていますが、911をきっかけにしてふと思い出したアメリカでの出産経験を少しお話してみたいと思います。

 

 

 

 

妊婦検診

 

妊娠がわかり知人に産婦人科を紹介してもらいました。わたしが選んだのは4~5人のドクターがいるクリニックでした。

 

わたしの主治医は双子の女の子がいる美人な黒人のシングルマザーでした。ホイットニーヒューストン似の美しい方でした。年齢もまだお若かった思います。あっけらかんと自身の離婚話をしていたのが印象的でした。

 

診察前に、ナースによる尿検査と体重チェックや体調などの聞き取りなどがあり、診察方法も触診やエコーなどなど・・・日本で行われるのと変わりはありません。検診の頻度も大差はありません。

 

体重がパウンド表記なのがプロレスラーになったみたいな気がしたりして😅

 

大きな違いといえば、産婦人科に限りませんが、アメリカのクリニックは完全個室で診察中はドクターと二人きりになります。ナースは同席しません。診察中の声も外には聞こえません。プライバシーをとにかく尊重してくれているんですね。

 

アメリカには母子手帳がないため、日本から英語の母子手帳を取り寄せ毎回ドクターにその時のデータを記入してもらいました。

 

 

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出産

 

長男の場合

 

陣痛が10分おきになったらホスピタルに来るようにと指示を受けていました。普段診察に訪れるクリニックではなく、クリニックが提携している設備の整った大きな病院での出産でした。

 

病院に到着して入院の手続きをとり分娩室にそのまま案内されました。ベッドの横にソファーやテレビがありくつろげるような部屋ですが、モニターや手術道具みたいなものなどが置いてありました。

 

分娩室なんていう固い感じはなく、一見すると普通の入院部屋です。リラックスして産みましょうって感じなのでしょうかね~。

 

アメリカは当時から立会出産が一般的でソファーはお父さんの為に置かれているそうですが、わたしが陣痛で苦しんでいる間、わたしの横でグーグー寝ている人がいましたよ。グイっとリクライニングできるからリラックスしてたみたいです。

 

クリニックのドクターは夜の出産は交代で自宅待機しているそうです。長男が生まれたのはお昼ころだったので主治医が駆け付けて取り上げてくれました。

 

アメリカは無痛分娩大国で多くの妊婦さんが無痛分娩を選択します。わたしも迷わず無痛分娩を選びました。

 

エピドュラル(無痛分娩に使われる麻酔)を打ってもらったとたん痛みがスーッと消えました。でも陣痛はちゃんとわかるんです。

 

わたしは無痛分娩をおススメしたいところですがデメリットもあるため、無痛分娩はメリットデメリットをしっかりと理解して決めるのがいいですよね。

 

二男

 

二男の主治医も長男の時と同じドクターで、長男の出産から5か月後に診察に訪れた時

バイバイしたと思ったらもうやってきたの!!早すぎ

思いきり笑われました。

 

双子のママなだけあって

おっぱいを兄弟でシェアするのは大変だから断乳した方がいいかもしれないわね

二男の初診の日にアドバイスを受けました。

 

二男の出産は陣痛が来てからあっという間に5分間隔になり、慌てて病院に行きました。

 

偶然にも次男の時は主治医の当番の日だったようで明け方にもかかわらず、すぐに駆け付けてきてくれました。

 

主治医は分娩室に入るなりかなり慌てた様子で準備をはじめました。

 

いきむことを英語では「push」といいます。赤ちゃんをプッシュするんですね。

 

「push」と言われるたびに、がんばれーって言われているような気がします。

 

でもそのときは「Don’t push!!」周りの人たち全員に言われました。

 

ドクターが準備をはじめた時にはたぶん頭がもう出ていたんだと思います。「いきむな」といわれても。。ね。 うん、ムリ。

 

ちなみに「ヒッヒッフ〜」も日本と同じでしたよ🤗

 

あっという間に二男は産まれてきて自然分娩となりました。分娩室は長男の時と同じ部屋でした。

 

 退院まで

 

出産後分娩室から個室へ移され、そこでしばらく休みます。部屋に泣き出した赤ちゃんを連れてきてくれて授乳をしました。

 

ここにおいていくか、連れていくかどうするか尋ねられたので置いていってもらうことにしました。

 

泣き出すたびに授乳をくり返していてあたふた過ごしていましたが、出産の24時間後には退院の手続きをとり、あっという間に家に帰されました。

 

話には聞いていたので覚悟はしていましたが、疲れが取れる暇もなくとっとと帰宅したといった感じでした。

 

家に帰った時、二人ともまだへその緒がついていてまだぐじゅぐじゅしていました。正直言って怖かったです😭

 

消毒をきちんとするようにと指導を受けていたので毎日せっせと消毒していましたが、なかなかへその緒が取れずとても悩んでいたのを覚えています。ふたりとも2週間くらい取れませんでした。

 

男の子の場合

 

分娩室で二人とも聞かれたことがあります。それは・・

 

「割礼するか?」

 

でした。

 

アメリカでは半数以上の男の子は生まれたときに、包茎にならないようにと包皮を切り取ってしまうのだそうです。

 

しかも局所麻酔をすることなくそのままメスを入れるそうで

 

痛くないのかな?

 

痛くても大きくなったら覚えていないでしょ

 

・・・

 

退院後は母親が消毒をして、それで問題なく包皮が向けた状態で清潔を保つことができるそうです。

 

わたしはもちろんお断りました。

 

本人が希望しているかどうかわからない以上はわたしの一存で勝手なことはできないというのがわたしの考えでした。

 

やった方が良かったのかどうだったのか、それはいまだ闇の中ですが😅

 

 

 

 おわりに

 

 三男は日本で出産しているので、日本の病院での入院期間の長さとアフターケアのクオリティー、そして食事の美味しさに度肝を抜かれました。

 

でも3人目というのに、三男が一番陣痛が来てから生まれるまで時間がかかり大変な出産だったような気がします。

 

 

何はともあれ全員無事に生まれてきてくれてよかったのは言うまでもありませんが、

 

 

生まれてくるときは五体満足だけを願っていたのに

 

生まれてからは、首がすわるのは?寝がえりは?ことばは?おむつは?

 

次から次へと「周りと同じように」と望むようになりました。

 

今あの時と同じような気持ちをもう一度

 

「元気ならばそれでいいじゃないか」

 

を思い出してみるときなのかもしれません。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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