前途多難な2学期の始まり そう簡単には治らない起立性調節障害(OD)
こんにちは、うめこです。
夏休み中、三男の生活リズムは日によって乱れたときがありましたが、顔色が良い日も多く、そこそこ元気に過ごしていました。
夏休みは精神的不安が少なく落ち着きを取り戻すことができる貴重な時間だったのだと思います。
もう病気治ったから大丈夫
と起立性調節障害(OD)の三男は、苦しんでいた頭痛や吐き気などの症状も、夏休み期間中はとても落ち着いていたので
本人の中では、2学期からは普通に学校に行けるような気がしていたようでしたが・・・
2学期の始業式の日
始業式の日は朝7時半に起床しました。
三男はどんな時でもゲーム機を持参して起きてきます。この日もいつもの様に右手にプレステビータ、左手にiPodtouchを持ってぼさぼさ頭で起きてきました。
いつまでも止まらない長男のアラーム音で目覚めたそうです。
リビングのソファーに座ったとたん、何事もなかったかのようにゲームをはじめました。それがしばらく続いたので
今日ってどうするの?送って行けばいいかな?お母さんちょっと用事があるんだけど
どこに送っていくの?
学校
え??今日から学校なの?!
え??
わたしは夏休み期間中、学校のことはそれほど触れず二学期からは三男が自分で考えて行動することを尊重しよう!!!と思っていました。
なので「明日から学校だよ」とかそんなことは一切言いませんでした。
夏休み中はずっと好きなように過ごしていたので曜日感覚はなくなっていたかもしれません。
でもさすがに日にちくらいは把握しているとわたしは思っていたのですが、まさか2学期の開始日を忘れるとは思ってもいなかったのでびっくりしました。
前日の夜、三男が学校の予定表を見ながらじっと何かを考えていたので
明日のこと考えてるのかな?大丈夫かな
とわたしは一人心配していたのですが、あれは一体なんだったのでしょうか??(;^_^A
それはともかく、そのあとは急いで着替えを済ませ、8時には家を出て時間通りに三男は登校することができました。
始業式の日はすぐ帰宅してきます。帰宅後はいつもと特に変わった様子はありませんでしたが
疲れた
と言っていました。
その日の夜
明日から給食が始まるからお弁当いるよね?
うん おにぎり1個と唐揚げでいいよ
足りなくない?
大丈夫。デザートは無しでよろしく
小食で偏食の三男は給食の時間が苦手です。休みがちで給食を食べることがほとんどなかったことから、1学期中に担任の先生にお願いして給食は止めてもらっています。
デザートあると目立っちゃうもんね
いいなーお弁当!!っていつも言われるんだ 嫌味みたいに聞こえちゃうんだよね
HSC気質の三男は人の考えていることがなんとなくわかります。人の気持ちを素直に真正面から受け止めてしまい、そしてそれを処理しきれず疲れ果ててへとへとになります。
でもその感度は決して100%ではなく、思い違いや勘違いもまた多いと思います。
クラスメートの子はもしかしたら嫌味なんかではなく、純粋にお弁当がいいなって思ってるだけかもしれません。
でもそう思いだしたらなかなかその気持ちを変えることはできないため気持ちが滅入って疲れてしまいます。
その辺を まいいっか で済ますことができるようになればもっと楽に生きていけるのになーといつも思います。
折り合いをつけていくためにどうサポートしてあげるべきなのかいつも悩むのですが
何とかしてあげたいと思ってあれこれ言うとほぼ100%の確率で話がこじれるため、何も言わず黙って聞いているのが一番いいみたいです。
と、いった風に。
そしてその日の夜、三男は深夜になっても眠りにつくことができませんでした。
始業式の次の日
朝から1時間に1回ほど軽く声掛けをしてみましたが、この日はなかなか起きることができませんでした。
ベットから出てきたのが13時15分。
頭痛い、吐き気がする 力が入らない ううううう
不安から来る身体症状が出てきました。不安はどうあがいても勝手にやってきます。
楽しいことがあった時にやってくる嬉しい気持ちを抑えることが難しいのと同じで
不安なことがあるときにやってくる悲しみや辛い気持ちを抑えることはとても難しく
そしてわたしもまた気持ちの切り替えが難しい時がよくあるので、三男の気持ちは痛いほどよくわかります。
起立性調節障害(OD)では不安な気持ちが顕著に症状となって現れます。
ODは年齢が上がってくると症状も落ち着いてくることが多く、成長に伴い自分で折り合いをつけることができるようになってくると言います。
三男は今はまだその成長過程にいるのだと自分に言い聞かせて
余計なことは言わず、この日わたしは三男をそっとしておくことに。
三男は学校には行かず家でゆっくり過ごしました。
その日の夜
クラスにイヤな子がいるんだよね いつもくっついてきて嫌味を言う子が
そうなんだ
今のクラスは気の合う子が一人もいない
そうなんだね
絶対一緒のクラスになりたくなかった子もいるし
最近はこちらから何も聞かないでいると、三男のほうから気になることをわたしに機関銃のごとくどんどん言い放ってくることが増えました。
昨夜眠れなくて朝起きることができなかったのはこんなに嫌なことがあったからなんだということを猛烈アピールしているようでした。
とりあえず言いたいことを全部黙って聞いてあげていたら気も済んだみたいで、しばらくしたら部屋に戻って行きました。
6年生の新クラス編成ではもともと仲の良い友達とは一緒になれず、しかも今のクラスの子たちの輪の中にうまく合流することができないでいるため、三男のクラスは三男にとって苦手な子たちの集まりとなっていました。
自分が人からどう見えているのか意識する年齢にもなってきているため、学校には行きずらくなってきているのかもしれません。
夏休み中に落ち着いた気持ちも、2日目にしてまた引き戻されてしまったのかなー。
学校に行きたくなければ、行かなくていい
わたし自身の気持ちもすぐ元に戻ってしまうのでそのフレーズを再びアウトプット。
2学期の始まりはまたしても前途多難でスタートしたみたいです。
おわりに
基本的にわたしは学校に行かなくても全然構わないと思ってはいるんですが、なんかスッキリしないのは、まだまだわたしが割り切れていないからなんですよねー⤵⤵
学校に行きたくないのはコミュニケーションの取り方に多少なりとも問題があるからなのだと思いますが、人間として生きている限り人との関りは避けることができません。
人との関係そのものを深める、あるいはどのような関係を築くか、その場で体験することに困難が生じる場合はどうやってそのスキルを身に着けていくか。
親が教えてあげられることには限界があるのでやはり外にベクトルが向くようになってもらいたい。
それにはまず家庭が安心できる居場所となり、次第に外へ出ていこうという勇気が湧いてくる日を親はとにかく信じて待つ。
その気持ちを忘れず、今を生きている三男をしっかり受け止めてあげようと思います。
お読みいただきありがとうございました。