うめこの日記 

起立性調節障害(OD)と診断された三男との日々の記録

新学期が始まった

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こんにちは、うめこと申します。

わたしは長男、二男、三男と3人の子どもに恵まれました。

その三男が起立性調節障害(OD)という病気で日々悪戦苦闘しています。

 

三男が起立性調節障害と診断されるまでの経緯を簡単にお話します。

 

 

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不登校そして昼夜逆転

 

三男が小5の2学期から様子がおかしくなりました。学校への行き渋りが始まったので、無理やり学校へ行かせようとしたことで親子関係が悪化、3か月ほど経った頃には昼夜逆転生活になってしまいました。

 

生活リズムの乱れが戻らなくなってからは朝起きることができないため、完全な不登校となりました。三男に何が起こったのかも理解できず、救いを求めて憑りつかれたかのように、あちこちに相談をして周りました。

 

そうして各所を訪れた結果、3学期に入って間もない頃に起立性調節障害(OD)と診断を受けるに至りました。

 

起立性調節障害とは

 

 起立性調節障害とは

自律神経機能不全の一種で、英語の病名からOD

(Orthostatic Dysregulation)ともいう

思春期(学童期)の子供に多く、立ちくらみやめまい、失神、朝起き不良などの症状をともなう

その他にも動悸・息切れ・頭痛・腹痛・食欲不振・倦怠感など人によってさまざまな症状が現れる

午前中に体調不良になり午後になると改善することが多い

起立時の循環異常により、脳をはじめ全身への血流量が減少するために起こると考えられている

 

  

 

不登校の原因

 

不登校が始まった頃三男は『担任の先生がいやだ』『給食が嫌いだ』『友達の輪の中に入っていけない』など不登校になった理由をそう言っていました。(のちに原因は決してそれだけではないと理解するに至りましたが)

 

 ODの診断を受けたすぐあとは、わたしの気持ちもひとまず落ち着いていたのもあり、しばらくは家でゆっくり休ませようと黙ってみていることにしました。

 

6年生になったらクラスも変わるし先生も変わる、環境が変わればきっと学校に行けるようになる。

 

わたしはODの診断を受けて、朝起きることができない原因が「病気のせい」ならば三男はきっとすぐ回復するだろう、とりあえず今は静観しておけばそのうち治る、とそれは安易に考えてしまった上での黙認でした。

 

ODはいつ治るの?

 
ネット検索や本などで色々調べたり、ODのお子さんを持つ方のお話を聞くうちに、その状態は長い期間続くことを知りました。「劇的に治す薬もなく成長するに伴って次第に治っていくそれは一体どういうことなのだろう・・・。病気の知識もあまりなかったので、これから先一体どうやってやって行けばいいのか不安な気持ちがずっと続いていました。

 

たくさんの事を吸収できるこの大切な時期に何もできなくなるなんて、有り得ないと思いました。ですが確かに、処方された薬を毎日飲ませてもほとんど変化もなくいつまでも昼過ぎまで寝ている三男を見て、途方に暮れていたことを今でもよく思い出します。

 

春休みの安定期から逆戻り

 

 5年生3学期は登校せずに終わりました。春休み中は早起きができるようになり、顔色もよく元気に過ごすことができる日が増えましたが、安心していたのもつかの間、新学期が始まるちょうど3日前から朝起きる時間に変化が出始めました。

 

春休み中は毎朝6時には起きれるようになっていたものが、10時を過ぎても起きられなくなり、起きる時間は少しずつ遅くなって行きました。


そして新学期が始まって1週間経った頃には、再び完全に朝起きることができなくなりました。

 

端から見ても、クラスが変わったことに対して心理的要因に圧倒されているのがわかったため、三男はずっとずっとこのままなのではないだろうか、とわたしは不安で夜も眠れない日々が続きました。

 

途方に暮れる日々から

 

新学期からも学校に行ける状態ではなかったことから、新学期からは元の三男に戻ると期待をしていただけに、わたしはかなり動揺しました。朝起きない三男を見ているだけで、涙が止まらなくなる日もありました。絶対に発症させてはいけない病気だったのだと後悔し続けました。

 

家中がもっとも重たくどんよりとした暗い空気に包まれていたのがこの頃だったと思います。

 

そんな毎日を繰り返しているうちに、わたしがイライラして朝起こそうとするときこそ三男は全く起きないし、怒ってばかりいると三男の具合が悪くなることに徐々に気づき始めました。

 

春休み中は、三男もそうですが、わたしこそが三男を起こす必要がないので気持ちがかなり安定していたから、三男も朝起きることができていたのかもしれません。

 

子どもは親の感情に敏感に反応するものです。

原因はわたしだったんだ!

 

黙認から見守りへ

 

わたしが「怒る」ことをやめてから、それからは少しづつ三男に変化が出てきたように思います。黙認していただけの時わたしは、三男が学校に行かないことに対して言葉には出さなくても心の中では激しく「怒って」いました。

 

三男はそれに気づいていたのだと思います。

 

負の感情ばかりでは何も前に進みません。温かく見守ることこそ親の仕事なのかもしれないと、ここにきて改めて知らされたような気がしています。

 

わたしの機嫌がよくても三男の体調が悪い日はあるので、もちろん全てがわたしのせいではありません(笑) しかし、わたしが三男の辛さを理解してあげることで少しずつですが三男の何かが変わってきていることは紛れもない事実です。

 

長い時間がかかっても、一緒に考えながらともに過ごすことを大切にしていこうと、わたしは三男のすべてを受け入れました。

 

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お読みいただきありがとうございました。

 

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