令和に入って初登校 でもやっぱりゆっくり休もう ゆっくり進もう
令和になり1週間経ちました。4月30日はあんなに大騒ぎしていたのにもう令和が日常になっていますよね。新たな時代の幕開けの貴重な瞬間をいつまでも忘れないようにしたいですね。
大型連休中の過ごし方
我が家では三男を連れて高速道路を使わずに、ゆっくりマイペースで車中泊をしながら関東エリアへ足を延ばしました。
時間に合わせて行動をすることに不安があったため、自分たちのペースで進むことができる車中泊旅行は今のわたしたちには最適な旅行形態です。
ODの三男に長距離の移動が耐えられるのだろうか、と心配もしましたが、移動中はほとんど寝ていたことが功を奏し、時間をもてあますこともなく三男にとっては、満足できた旅となったようです。
帰宅してからの三男は、春休みとは違い生活リズムはずっと乱れたままゲームをして過ごしていました。旅そのものがかなりのハードスケジュールだったので、仕方ありません。楽しかったので良しとしましょう。
令和になって初の登校
さて、通常通りの毎日が始まりました。わたしは朝からいつも通り三男に30分おきに声を掛けました。10時半に目を覚ましました。
起きたあとものんびり過ごしましたが、昼食を済ませた後に「午後からは学校にいく」と言い出しました。
午後の授業は1時30分から開始なので、できれば1時20分には家を出たいところなのですが、休憩時間中に学校に入っていくと他の学年の子たちに見られてしまうのがいやだそうなので、それを避けるため、二人で相談をして、1時30分になったら家を出ることにしました。
1時30分になってから腰をやっとあげて「今日の授業はなんだろう」と言いながらと教科書をランドセルに詰め始めました。
「顔洗わなくちゃ、上着はどこ?」と慌てた様子で準備をしています。1時30分にに出かけると言っているのだから、せめて10分前から準備を始められないのでしょうか。以前のわたしなら発狂していたと思います。今でもたまにキレますが(笑)
結局学校に到着したのは1時40分でした。授業が開始して10分経ったところです。以前、校門の前まで来てから「やっぱり行けない」と言って校内に入るまで躊躇していたことが幾度かありましたが、今日はすんなり学校の中へ入っていけました。
三男は学校に行く前にはかなり不安になり、その不安を紛らわすためギリギリまでゲームをするようです。そして不安な気持ちが消えなければ、お腹が痛くなったり頭が痛くなったりします。
学校に行けなかった時は、学校に行けなかった罪悪感を紛らわせるためにゲームをします。大げさにきこえるかもしれませんが、三男は今、生きるためにゲームをしているような精神状態だと思っています。わたしは、今はあえてゲームを制限するようなことはしていません。
誰かと遊びたい
授業が終わって下校してきました。なにかそわそわした様子で「ちょっとその辺散歩してくる」と言い出しました。この半年ほど一人で外に出かけることは全くなかったのでとても驚きました。
「うん、いってらっしゃい」と言って送り出しました。ですが5分くらいで、すぐ帰ってきました。「誰かと遊べないかと思って探しに行ったんだ」そうです。
1人で外に出ることが怖いとさえ言っていた三男が、誰かと遊びたいという気持ちになって外出ができて、わたしはうれしくてうれしくて仕方がありませんでした。
しっかり休む、という意味
不登校になると「しっかり休みましょう」と専門家の方から言われます。不登校になり始めたころは「休み癖がつく」とか、「休むと学校に行きずらくなってくるからできるだけ休まない方がいい」と担任の先生によく言われました。この意見の相違が突然訪れた三男の不登校を前にして、わたしをさらに混乱させました。
わたしは専門家のアドバイスを聞くべきでした。今なら声を大にして言えます。
学校の先生ではなく専門家のアドバイスが絶対的に正しいです。
不登校やODに関しての理解が乏しく、無理に学校に行かせようとすればするほど子どもは苦しくなっていくため、さらに長期間の休みが必要となることがあります。いつまでどのくらい必要なのかは誰にもわかりません。でもその子にとって間違いなく必要な充電期間なのです。
おわりに
大型連休中、三男の中で何が起こったのかはわかりませんが、三男なりにゆっくり休めたのかもしれません。これからも一歩一歩、ゆっくりですね。
お読みいただきありがとうございました。
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