キレる三男
我が家の三男は時々キレる。
それは思春期に見られる反抗的な態度からくるものなのか
些細なことで突然怒ってわたしを罵倒したり、壁なんかを蹴ったりする。
例えばこんな感じ☟
くまちゃんのステキな居場所ができた。
男子の家には壁の穴くらい当たり前、わたしはそう思うようにしているが
その昔子ども時代に、自らの鉄拳でできた自分の部屋の壁の複数の穴ぼこを、全てカレンダーで隠していたと自慢げに笑っていた夫に
「居場所を待っているくまちゃんはまだたくさんいるから大丈夫(^^♪」と言ったらものすごく怒られた。ちょっと心が狭くはないだろうか。
三男がキレる時、理不尽だと思う反面やりきれない思いをそういう形で表現したくなる気持ちは理解できる。そもそも思春期とはそんなものだ。
遠い昔、自分もそうだったと思い出すときもある。その時受け入れてもらえず悔しい思いをしたことも。
そして三男はとにかく自己肯定感が低い。いままで親として彼の感情を押さえつけていたつもりはなかったが、結果的にそのようになっていたのは否めない。すべてはその反動なのかもしれない。
揺れ動く気持ちを収めつつ、失われた自己肯定感が徐々に三男に戻るように支援しなくてはならないと思うわけである。
家でだけは無条件で受け入れてあげることで、キレてもキレてもそのたびにちゃんと自分を取り戻すことができる感覚を、そしてありのままの自分を受け入れる感覚を養っていけるのではないだろうか。
そう考えると、ここでだけは爆発しそうな感情を吐き出してもいいということを伝えるためには、キレる怒るは大歓迎なのではある。
どんどんやらかせばいい。ここまできたらもう生半可な気持ちではない。わたしにもそれなりの覚悟ができた。
長男は出て行った。二男ももうすぐ出て行く。彼らは家から早く出て行きたいと思っている。いうなればそれが自立というものだ。家から早く出て行きたいと思う人間は早く自立ができる。自分がそうだったように。
夫が単身赴任でいなくなったのは予想外だったが、これを機に本気で自立して欲しいと願っている。いろいろな意味で。
そうなると三男は一体どういう感じなのだろう。
家が居やすいと思ってくれるように接していくと、ずっと家にいることになってしまうのだろうか。
それならそれで老後さみしくないからいいか、とでも考えておくことにしよう。
そして今日も三男はキレている。そうは言っても実際キレられるとやっぱりへこむ。そうは見せないようにしているが。